飲食店を開く際にはシンクがポイント
飲食店には用途別に幾つかの種類のシンクが使われています。飲食店開業にあたり必須のものもありますので、厨房機器のレイアウトを決める際には必ず考慮するようにしましょう。
1槽シンク
グラス洗浄用、フライパン洗浄用等のシンクで幅は300MM~600MM程度。比較的小型なので必要な場所に設置が可能です。
手洗用シンク
形状は1槽シンクと同じですが用途が手洗いに限定されます。飲食店を開業する時には保健所の許可が必要ですが手洗い用のシンクが必ず単独で必要になります。
2槽シンク
こちらも保健所指定の機器です。
片方のシンクに湯をはり汚れた食器を浸します。もう片方のシンクでお湯を使い食器を濯ぎます。必ず必要な機器です。業務用であっても食器洗浄機はシンクの代用にはなりませんので充分ご注意が必要です。2槽あるので横幅は750MM以上必要です。
舟形シンク
マグロの様な大きな魚を解体する時に便利な形状のシンクです。
シンクの槽は、横に広く、通常より浅めに作られているので、まな板ごとシンクの中に入れる事が出来ます。
シンクには淵(フチ)がありますが手前の淵だけ50MMほど低く作られていますので、シンクの中にあるマナ板の上の魚を包丁で切る際にも腕が淵に当たらないのでとても使いやすい作りになっています。
また、舟形シンクの下に冷蔵庫が一体化されている、舟形シンク付業務用冷蔵庫というのもあります。
一般家庭と違い飲食店では長時間キッチンで立ち作業することになります。その際に高さが合っていないと大変疲れます。標準的な高さは800MM~850MMですのでお好みの高さで発注した方が良いと思います。
槽の深さに関しては最低でも20センチ、できれば25センチくらいが良いと言われています。
水が跳ねることや深い鍋を使うときの事を考えると浅いと場合は作業がしにくくなりますし、また蛇口がぶつかって食器が割れたりします。
あると便利な小さめのシンク
飲食店では一分一秒を争う事があります。お客様にいち早く料理を提供する為には調理する人の手の届く範囲で小さいシンクがあると大変便利です。よってガステーブル等の調理機器とシンクの位置関係がとても大切です。
近畿厨房では厨房のスペースと用途に応じてオリジナルの寸法でシンクを作ることもできます。お見積もりは無料ですのでお気軽にご相談ください。