厨房機器メンテナンス

店舗業態に合わせた業務用冷蔵庫の選び方について

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飲食店を開業するのに必要不可欠な業務用の冷蔵庫ですが、選ぶときにどんなポイントを押さえたらよいのでしょうか。

まず、業務用冷蔵庫と家庭用冷蔵庫の違いは耐久性に尽きます。そして、業務用は家庭用に比べてメンテナンスや掃除がしやすいように工夫されています。また、業務用冷蔵庫というのは特殊な設計と特殊な材料が使用されている為、少々値段が高くなっています。

業務用冷蔵庫には、冷蔵だけ、または冷凍だけといった商品のほかに、冷凍室と冷蔵室を両方持っているタイプの物もあります。冷凍冷蔵庫と呼ばれています。厨房スペースが限られている場合は、効率よく食材を管理していくためにも、冷凍冷蔵両方を併せ持つタイプがよいでしょう。一台二役です。

また冷蔵庫の外観は大きく分けて二種類のタイプがあります。
縦型冷凍冷蔵庫と横型のコールドテーブルと呼ばれるものです。

縦型冷蔵庫

機種選定をする場合は、冷蔵庫そのものの寸法だけではなく、扉を開いた時の寸法(奥行)も考慮するようにしましょう。

厨房の通路の幅というのは決して広くはありません。その中で、キチンと扉が開いた上で素早くものを取り出したりできるのかを事前に確認する必要があります。また、大型の縦型冷蔵庫で、高さが2000㎜を超えると、配送が遠方へできなくなったり追加の送料がかかったりすることもありますので注意しておきましょう。

横型冷蔵庫のコールドテーブルは、調理台と同じ高さである800mmに統一されています。
台の下部が冷蔵庫になっている為「台下冷蔵庫」とも呼ばれます。台下冷蔵庫の上は作業台として使え、冷蔵庫を文字通りの作業テーブルとしても使うことができるとても便利な商品です。現在の飲食業に於ける台下冷蔵庫の利用率はほぼ100%です。

台下冷蔵庫

また、台下冷蔵庫の奥行はほとんどの場合は600mmですが、奥行が750mmある商品もあります。この場合、台下冷蔵庫の上での作業スペースが十分確保できます。

台下冷蔵庫には通常2枚ある扉の中央に柱があるのですが、その柱がないセンターフリー型というものがあります。これは、大きな魚や牛肉などの横長い食材をそのまま入れたい業種に最適なものです。

センターフリー型台下冷蔵庫

業務用冷蔵庫はできるだけ新品を買うことをお勧めします。
なぜなら、冷蔵庫はコンプレッサーの寿命が5年~10年程度を目安に作られていますし、ドア開閉部分のパッキンは使用期間が長いと、固くなったり脆くなったりして、扉がきちんと閉まらなくなるからです。
もちろん中古品でも程度のいいものがありますので、コンプレッサーの状態やパッキン部分の劣化具合をお店の人と一緒に確認しながら購入してください。

新鮮でおいしい食材を使った料理を提供するためにも、よりお店の席数やレイアウトに合った業務用冷蔵庫を選んで行きましょうね。